JSAI2026 「生きる」という文脈で生成AIを考える
生成AIを使ってよい・よろしくない領域をしかと考えるべし
身体性認知 = 生きるうえで必須の心身能力
アスリートの身体スキルだけの話ではない
日常生活のすべてが対象
車の運転
実世界が全てデータ(数・言葉)になるわけではない
データ世界: 疎で離散的
たとえ: 格子点上の整数解
たとえ: 実数解
格子点(生成AIの解)から考え始めて、自分なりの個性的な実数へのパスを見出す カバーする範囲は広くない
過去の体験に裏付けられる、自分にとっての変数空間
回答に本人の個性や独自性がにじみ出る
ふと気づく
捉える物事がたくさんあることであるものに意識を向ける これが身体性認知の一例
馴染みがなくソワソワさせられる空間も、馴染みの場所に繋がっていると認識するだけで、急にのんびりほっこりする
自己が「わかる」こと
「壁打ち」として利用する
AI回答の近傍に自分のアイデアを見つけられるか?
豊富な身体性認知の体験の蓄積が必要
心身状態
身体側
心側
傾性的表象の活性化 → 偶発的登場
→ 他の環境情報の解釈
身体性認知は使わないと退化する
人・ものと「コミュニケーション」しながら生活(運転)している
論理的構成力
概要を掴み取る力(要する力)
文章が表す意味の理解
→ 生まれもって培ってきた個性
「答えを出す知性」から「共に問いを育てる知性」へ
マルチスピシーズ人類学、脱人間中心主義
「生きる」と「生きのびる」
生きのびる
生命維持
質問: 生きのびる < 「漫然と生きる」 < 生きる?
社会は漫然と生きることだけを許してくれないのかもしれない?
生きる
新しい「意味」: 新しい「問い」と新しい「答え」の組み合わせ
無分別智(むふんべつち)
作って、観察して、考えて、発見する
没頭するようなものづくりのプロセスが大事という主張 無分別智と意味の発見
機能: 客観的・再現的 ≠ 意味: 主観的・固有的
研究プロジェクト: AIdea Adventure Atlas
アイデアやキーワードの取捨選択
自分で考えたアイデアの追加
プロンプトの更新 ≒ 問題を自分で作り直す ≒ フレーム・分別の変容
いつのまにかプロンプトが更新されていく様子
生成AIを「答えを出す知性」から、人間と「共に問いを育てる知性」にできるか?
「デザインする」という観点から生成AIを考える
「生きる」自分が「自分でやりたいこと」はなにか?
自分が「生きる」ために「人工知能にしてほしいこと」はなにか?
”既存の状況を好ましい状況に変えようとする行為を考案する人は誰もがデザインをしている”
デザイン
有目的な行為である
設計書
あらかじめの熟慮を伴う
説明書
構成的方法によって実践される
プロトタイプ
現世人類(ホモ・サピエンス)の特徴
表象思考能力を持つ
表象する
表象思考した物事を有形・無形に生成する
概念から実態を生成
物事を体感し表象する
実態と概念から概念を生成
からだ、こころ、あたまを連携して表象する:写真日記 → 自分が空間をどのように認識しているかを記述する
3カテゴリを意識して書く
事実記述
解釈記述(妄想記述)
経験記述
写真日記
「生きる」場所のてざわりを体感して外部表現する
気になった箇所を切り取って記述する
https://gyazo.com/50994b22f0913accb6fd9a1cf02b3035
Phonnoのアノテーション作成機能って、もしかしてこれなのでは daiiz.icon 写真日記で表象するとは
物事を離散化して捉える過程である
経験 ← 妄想 ← 解釈 ← 事実 ← 写真
表象するとは
連続する物事の代表的な情報を、離散化した要素として捉える それでも、どうにか連続性を保ちたい
連続している物事を代表する情報に着眼する
「生きる」こと: 「やっかいな問題」に取り組むこと
”やっかいな問題の回は、真か偽かになりえない、善いか悪いかである”
”あらゆるやっかいな問題に、デザイナーの世界観に依る可能な説明が複数ある”
構成的方法論: Constructive Methodology FNS Loop
言語的知能、社会的知能、内省的知能、技術的知能、博物的知能、流動的知能
3種類の基本的知能
博物的知能、技術的知能、社会的知能 の連携
これらの個々の知能は人間以外も持っている
+ 流動的知能
これらを統合可能にする
+ 内省的知能
+ 言語的知能
知能のタイプ
生成AI: 技術的知能
generative system
ついうっかりいらんものを作り出しては改善を繰り返している
火の扱い、文字、船、AI
いらん道具をつくってしまったからには付き合っていかないといけない モノを作ると新たな変数が生まれてくる
表彰したことで新たな身体的な欲求が生まれてくる
漫然とは使わせてくれない